陰圧型 感染対策製品 Q&A

こちらのページでは、皆様から陰圧型 感染対策製品へのお問い合わせの際に頂いたご質問について、回答しております。


Q.「陰圧」について教えてください

陰圧とは、対象となる領域を低圧に保つことによって高圧の領域から空気が流入し、汚染された空気が外部へ漏れることを防ぐ技術のことです。

医療機関では病室、診察室、待合室等で、室内の気圧を低くすることにより「陰圧室」として機能させて、空気感染や飛沫感染の可能性がある病原体等が室外に漏洩するのを防ぐのが、一般的な設置方法です。

この他、抗原検査などの検体処理作業を行う空間など、対象となる部分的な空間を清浄化するため、スポット的な使用を目的とした陰圧型の空気清浄機も日科ミクロンでは開発・販売しております。


Q.HEPAフィルターについて、また粒子捕集の仕組みを教えてください

HEPAフィルターはエアフィルタの一種であり、空気中に存在するゴミや塵埃などを取り除き、正常な空気にする機能があります。

病院、手術室、検査室、クリーンルームなど、低濃度の粒子、細菌などの除去が必要な場所で使用されています。

HEPAフィルター表面

HEPAフィルターの捕集原理は、粒子の大きさにより5つの働きで捕集されます。

慣性

HEPAフィルター慣性の働き

粒子が慣性によって流線からはずれ繊維に接触

衝突

HEPAフィルター衝突の働き

フィルターを構成する繊維による粒子流線のさえぎり

重力

HEPAフィルター重力の働き

重力による粒子の沈降


拡散

HEPAフィルター拡散の働き

粒子のブラウン運動

静電気

HEPAフィルター静電気の働き

粒子が静電気を受けて繊維に引かれる


HAPAフィルターの捕集材の隙間は数十㎛程あるものの、つづら折りの形状をしているため、5つの働きで粒子を捕集する機会が多く、この隙間よりも小さい粒子であっても捕集できる構造となっております。


Q.HEPAフィルターは新型コロナウイルスに効果があるのでしょうか

HEPAフィルターによる新型コロナウイルスの集塵効果について、国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)および日本乗員組合連絡会議(ALPA Japan)は「新型コロナウイルス(COVID-19)に関するガイダンス」のなかで、以下のように記載しております。

 

『新型コロナウイルスの直径は約0.125㎛の大きさであること、そしてこの粒子サイズはHEPAフィルターによって高効率で捕らえられる大きさです。』

参照元:ALPA Japan 43-25 | 新型コロナウイルス(COVID-19)に関するガイダンス(改訂版)

 

コロナウイルスの粒子の大きさは0.1~0.2㎛程と言われていますが、HEPAフィルターの5つの働きによりコロナウイルスを捕らえることができます。HEPAフィルターに新型コロナウイルスを不活性化する力はないものの、捕集された新型コロナウイルスはHEPAフィルターに付いたまま死滅し、フィルターごと廃棄になります。


Q.「エアーバリアミニ」と「エアーバリアミニ R型」の違いは何でしょうか

「エアーバリアミニ」

機器(ヘッド部分)の前面より対象(術野)に向けてHEPAフィルターを通したきれいな空気を吹出し、清浄エリアを作ることで患者様を感染から護るための装置です。

 

「エアーバリアミニ R型」

機器(ヘッド部分)の前面より汚染された空気を吸い込み、HEPAフィルターを通し汚染除去を目的とした医療従事者を防護する装置です。